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糖尿病のはなしをしよう 第1回 

糖尿病で何がおきている?】

人は食物を消化・吸収してエネルギーを得ています。エネルギーは主に血中の糖分という形で全身を巡るため、血糖は常に細胞が使いやすいレベルに調整されています。

人体はさまざまな刺激で血糖を上昇させますが、抑える仕組みはインスリンを中心としたシステムしかありません。このシステムの働きが鈍るとエネルギー回路の動きも鈍化し、細胞で利用できない糖分が余って血糖が上がってきます。

急なエネルギー摂取で全身の細胞に多量の糖分が流れ込むと、発電装置(ミトコンドリア)が働き過ぎて細胞を傷めるので、細胞は糖分の取り込みを抑えます。その結果血糖が上がります。

血糖が上がると膵β細胞からインスリンが血中に出され血糖を下げます。食物を摂ると腸からインクレチンが出て、インスリンをたくさん出すよう応援していますが、その力は緊張(ストレス)がかかると低下します

筋肉細胞は糖をよく消費するので、質の良い筋肉を維持し、しっかり使うとエネルギー回路が潤滑になります。糖尿病はエネルギーシステムの変調であり、血糖は稼働状況の指標といえます。

地球上の生物はエネルギーレベルの調整についても24時間の日内変動や季節・年の周期が遺伝子に組み込まれています。(時間遺伝子等)。

お日さまタイムにあわせた休養と活動、メリハリのある食生活を楽しんで、仲間と一緒に体を動かすことを基本に暮らしましょう。そのうえで、ご自分のエネルギーシステムの弱点に合った薬物治療ができたらいいですね。(2019年7月3日掲載)